児童ポルノがない世界を目指して

CAPセンター・JAPAN「CAPプログラム」

児童ポルノを含む子どもに対する性虐待を予防するには、保護者や教職員など、周りのおとなが子どもたちのサインに早く気づくこと、そして、子どもたちが自分の身を守る力を養うことが重要です。

CAPセンター・Japanが実施する「CAPプログラム」は、子どもに対する暴力について、子どもをエンパワメントして自分の身を守る方法を教え、人権意識を高める働きかけをする教育プログラムです。保護者、教職員、子どもたちを対象にワークショップを実施します。その結果、性的虐待など暴力を受けている子どもを発見すれば、支援につなぎます。性的搾取に対する子どもの防衛力を高める効果もあります。

【サクセスストーリー】(引用:CAPセンター・JAPANのHPより)
(ある小学校教頭先生の話)「小学校5年生でCAPワークショップに参加した中学校1年生の女の子。知らない人に追いかけられたと小学校に助けを求めて逃げてきたので、小学校から中学校に、警察にとすみやかに連絡し、警察では知らない人の様子を話すことができ、似顔絵も作れた。CAPの『知らない人につかまえられそうになったら』の劇の「学校に戻って先生に言おう!」の場面が記憶に残っていて、小学校に逃げてきたのかもしれませんね。卒業生が助けを求めて来てくれたこともうれしかったです。」
(4年生女子の話)「トークタイムで高校生の兄から性虐待を受けていることを打ち明けてくれました。どんなことができるのかを話し合ったあと「CAPの私たちは今日帰ってしまうから、あなたの回りで力になってくれる人にお話したいな。誰かの力をかりた方がいいと思うけど、誰に話したらいい?」と聞くと「お母さんは絶対だめ、先生ならいい」という事なので、担任の先生に通告の事を含め適確な対応をするようにお願いしました。その時は気づかなかったのですが、CAPメンバーが帰宅したあと洋服のポケットに手紙が入っていてビックリ。「CAPの人に会えて本当によかった」と書かれていました。私たちの宝物です。」

「CAPプログラム」について詳しくはこちらをご覧下さい。